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南部鉄瓶

¥16,200 販売価格(税込) 注文番号 T99-31 T99-31
在庫状態 在庫有り

南部鉄器 鉄瓶 「格子」

MOMA(ニューヨーク近代美術館)も選んだ日本の“用の美”ロジ・アソシエイツの南部鉄瓶。

 

南部鉄瓶 『格子/KOUSHI』

素材 : 鐵(てつ)
サイズ(mm) :水の容量 1.0L
色 : 黒
品番 :?T99-31

直火・IHに対応

 

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【ギャラリーオーナーからのコメント】
南部鉄で沸かしたお湯は鉄分豊富な甘く美味しい、お湯になります。健康にも価値がある、お湯を生み出す鐵瓶の秘密について岩手県水沢にある工房のスタッフ釜石さんに、お話をうかがってみました。

釜石「当工房の鐵瓶(鉄瓶)は岩手の職人により、南部鉄古来の伝統をふまえて現代の生活に合う『用の美』を求めて製作しております。鉄鋳物(てついもの)には他の材質にはない特性があるため、ご使用にあたっては、それらの点を正しく理解していただくことが必要となります。」

― だからでしょうか?鐵瓶には憧れるけれど、サビるのが困るという方は多いようです。そんな鐵瓶について教えてください ―

釜石「鐵瓶は鐵(てつ)で、できています。鐵という素材は強く堅いものですが、酸化し腐食されてゆく性質をもっています。さびて赤くなったり、永い時間のうちに薄くなるのは自然の姿といえます。ですからさびない鐵瓶というのはありえません。むしろ気にせず使いこむことにより、それは解決されるのです。」

― 鐵瓶で沸かしたお湯はなぜ甘みのある、お湯になるのでしょう?そして鐵瓶は鐵でできているのに水を入れても何故さびないのですか?―

釜石「『釜焼き』という独自の技法により金気止めがなされています。これは仕上げの行程で鐵瓶を炭火に投じ、焼き抜く作業です。この行程により表面に酸化被膜をつくります。これが俗にいう『黒サビ(Fe3O4)』で、赤い錆(さび)や金気を防ぐ役割を果たします。甘みのある、お湯になるのは、この皮膜を『湯アカ』といわれる物質に起因します。『湯アカ』は鐵瓶を使ってゆくに従い内部に白く付着していく水中の様々な成分です。『黒サビ』の皮膜の上に、この『湯アカ』が幾層にも重なってゆき丈夫な層を形成してゆきます。水中の様々な物質は『湯アカ』となって鐵瓶内部に吸収除去され同時に鐵微量の鐵分が含まれてゆきます。これが美味しい、お湯を生むと思われます。“鐵瓶の内側は洗ったり触れてはいけない”と、いうのは、この酸化皮膜や『湯アカ』の層を損じないための言い伝えなのです。」

― 上手に使うコツを教えてください。 ―

釜石「鐵瓶の扱いは最初が大切です。内部の金気止めの皮膜を破損しないことと、早く『湯アカ』をつけてしまうことです。『湯アカ』は通常10日~2週間程度である厚みを形成してゆきます。この期間を“ならし期間”と、お考え下さい。

― “ならし期間”…ですか。 ―

釜石「はい。“ならし期間”中は毎日お使いになることを、おすすめします。水は6分目から始めてください。使い終わったら毎日、内部を乾燥させてください。(余熱を利用するか弱火にかける)くれぐれも水を入れたままにしないように。内部は手で触れたり、たわし等で洗ってはいけません。皮膜が破損します。“ならし”が進むに連れ、内部に褐色の斑点や模様が現われますが、気にせず触れたりこすったりなさらないようにしてください。『赤サビ』ではありません。」

― 期間中の変化状況をおしえてください。―

1日目 …… 内部のほこりが流され、暗灰色の皮膜が見えています。

3~4日目 …… 所どころ褐色の斑点や流れるような模様が現われてきます。

  7日目 …… 褐色の部分がにじんで広がり、色が薄くぼけてきます。
10日目 …… 内部全体の白い皮膜がかすかに見えてきます。口先や、ふたの周囲に顕著になります。
15日目 …… 褐色の部分や灰色の部分にも白い粉がついたように「湯アカ」が着いてきます。
それ以後 …… 外部の光沢は増して、内部は(水質にもよりますが)黄・茶・青みを帯びた白い「湯アカ」に覆われてゆきます。― なるほど。少し手順を要するけれど、だからこそ不足しがちな鉄分を豊富に含んだ甘いお湯が出来るわけですね。どうもありがとうございました。―

T99-31